2013-07-16 Tue
カーボンコピーは安価(1万円台)で評判の良いアナログディレイ。
ディレイって比較的高価なエフェクターなのでずっとマルチエフェクターのものを使ってました。
以前紹介したLine6 M5 Stompbox Modelerも空間系の音はとても良かったんですが、
記事で紹介した通り1曲の中で音色を切り替えるのが困難だったので
コンパクトエフェクターのディレイを調べていてこれに出会いました。
それまでアナログとデジタルもあまり意識していなかったんですが、
これを気に調べてみるとアナログ・デジタルそれぞれの特徴が面白い。
アナログディレイはBBD素子という回路を利用してディレイを実現している。
このディレイ方式の特徴としては原音に比べてディレイ音の高域が落ちる(ローパスフィルタ)。
そうすることで原音が目立ち、ディレイ音が少し引っ込んで聞こえるので
原音の邪魔をしない温かみのあるディレイ効果が得られる。
ただし、アナログディレイはディレイタイム(繰り返す間隔)をあまり長くできない。
逆にデジタルディレイは原音に忠実に返す。
なので、完全な1本のギターできれいにハモりを実現できたり、
長いディレイタイムにする、ペダルを一定間隔で踏んでディレイ音を
リアルタイムに調節できたりする。
どっちが良いってモノではなくて、お互い違う種類違う用途のエフェクターと思った方が良いかな?
さて、カーボンコピーの特徴ですが、ディレイ音のローパス具合が最高に良いです。
ある曲のアルペジオでディレイ音を出したかったんですが理想の音が出ました。
薄くかけっぱなしにするとリバーブ効果がきれいに出てギターソロをいい感じに演出してくれます。
また、カーボンコピーならではの特徴としてはMODボタンをONにすることにより、
ディレイ音にのみコーラスをかけることができるのでより幻想的な雰囲気を出せる。
※コーラスの設定は本体内部にあるのでドライバーで裏蓋を開けて調整する必要があります。
ディレイの設定はディレイ音量、繰り返し間隔、繰り返し回数のみなのでシンプル。
繰り返し間隔を最大にして、回数ツマミをいじると発振してトリッキーな効果を作ることも可能。
何はともあれ、音を聴いてみてください。
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